想いを伝えるのも

想いを受け取るのも

たたずんだまま

ただ遠くを見たまま

ふりむかずに

ふたりの空間に

偽装世界

こちらの視線をそらせば
かれらの世界に導かれて
役者の舞台が展開される
つかんでいる手を離せば
華麗な舞踏会に招かれて
軽やかに宙を舞い始める
歓びや悲しみや哀れみは
理性と正義感に彩られて
静寂を隅々まで覆いゆく
真っ直ぐ前を見据える者を
かれらは最も恐れている

だれかとあなた

だれかに脅されても怖がらなくてもいいよ
わざわざ言ってくるのは力が足りないから
だれかに認められるとうれしくなるけれど
応援隊にされないように気を付けていよう
だれかに告白されたら少し時間をかせごう
見返りなしで変わらないか見極めるために
淋しくなって誰かを求めてしまうときには
そんな自分を好きになれるか考えてみよう
あなたが自分らしく生きていきさえすれば
ずっと見守って大切にしてくれる人がいる

Logic

この世界に存在する全てのものは
ロジック(理屈)で正当化できる
動物虐待を防ごうと呼び掛ければ
情緒にも訴えて寄付を集められる
相手が陰で植物を虐待していても
矛盾した行為を隠せば正義になる
木だけを見せて森を隠す者たちが
愛の仮面をつけて活動をしている
バランス(調和)を保つ者たちは
扇動をせず中庸の道を静かに歩む
そこに常に一筋の真実だけがある

True light

投影された映像を見るために
部屋の明かりを落とすように
夜空に輝く星々を見るために
町の明かりを消すことはない
暗闇は人を不安にさせるもの
安心の照明を手放さない限り
真実を見出すことはできない

Roots

根元から
変えることしか
考えていない
根無し草の
現実逃避者達と
一緒にするな
この世界を
変えることでしか
解決はしない
この世から
卒業したところで
何も変わらない
本物を
見て触れさせて
わからせる
妄想を
理屈で飾っても
通用しない
少なくとも
正気を保って
立ち続ける君には

samurai

とどめは刺さない
それが武士の美徳
最期は見たくない
視線が泳ぐ瞬間も
誤魔化しの笑みも
何も聞きたくない
黙って去ってくれ
目を伏せてる間に

Free from time

限りある命だからこそ今日を大切に生きる
死んだらそれまでと思うから刹那的になる
どっちも正しそうに聞こえるけど何だか変
命の大切さや楽しさに時間は関係ないはず
命が永遠であっても今日を大切に生きよう
来世があってもこの瞬間を目一杯楽しもう

不可解

自然な防衛本能として
人間は不可解さを嫌う
分からないままよりも
仮の答えを持ちたがる
自らが願う答えに対し
有利な意見を過大視し
不利な証拠を無視する
真実は確かに不可解だ
しかし色眼鏡で見たら
永遠に真実を掴めない
探求者に必要なものは
保身を捨て去る勇気だ
探求者達は常に孤独だ

back then

自分はこれでいいのかって
生きてる意味あるのかって
答えを誰かに求めたいなら
あの時の自分に聞けばいい
それがどの時の自分なのか
それは自分が知ってるはず
きっと自分でも驚くくらい
良いところと足りないこと
的確に教えてくれるはずさ
励ましでも 慰めでもなく
次の一歩だけ示してくれる