回帰

どこか高い所から海を眺めていた
そこがこの星だったか分からない
もうひとつ脳裏に浮かぶ光景では
宇宙空間に浮かぶ地球を見ていた
この星では外見で判断を下される
擦り切れた服を着ていたときには
苦難を乗り越えてきたねといわれ
おろしたての服を着ていたときは
温室育ちの苦労知らずと言われた
着ている服は心に影響するけれど
本当の僕には何も影響していない
僕はずっと昔からこのままでいて
今後も変わらずに僕のままでいる
そしてときどき記憶がよみがえる
ただ絶壁の上から海を眺めていた
そばに誰がいたのかは覚えてない
いつかまた同じ場所に戻っていく
そこに誰といるのかは分からない
ただいつかそこに戻っていくのさ

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