エデンの果て

義務や偽善でボランティアを始めても
実際にやってみると奉仕は快感になる
誰かの役に立つことで感じる存在意義

素敵なことだけどそれって洗脳と同じ
体を動かしてると悩みは少し麻痺する
実は健康に悪いランナーズハイと同じ

この惑星の自然には深淵な叡智がある
見事なまでに葉っぱに擬態できる昆虫
寝ている間も休みなく働く心臓や胃腸

だから自然は素晴らしいと誰もがいう
なぜ手放しでそんなに美化できるのか
擬人化して自己陶酔する詩人みたいに

叡智があるならそこには作為がみえる
それを創造主と呼んで宗教にする前に
生身の誰かの仕業だとなぜ疑わない?

この星の自然が自然じゃないとしたら
問題の根本原因と解決策はそこにある
確かめようのない問いはタブーとなる

自然に従うのが生き物の生来の生き方
自然を守る者、畏怖する者、讃える者
誰もが自らを自然の子だと信じている

エデンの果ての大地に実る禁断の果実
その正体を暴こうと無謀な賭けに出る
そんな愚か者が一人ぐらいいてもいい