Finger tip

赤ちゃんなら 腕でしっかり抱く

小さな子には 両の手を差し出す

お年寄りには 片手を差し伸べる

少年たちには 肩をポンとたたく

でも貴方には 小指で触れるだけ

それが貴方は 不満であるけれど

それは貴方が 期待されてるから

指先の示唆で 貴方は何かを悟る

ぼおっとしてたら
あっという間の1年

待ち続けていたら
永遠に思える1時間

かけがえのないもの
一瞬で通り過ぎてく

ぼおっとしていても
一点だけ見ていても

見逃してしまうもの
互いにすれ違ってく

私たちがこの世界で
瞳が触れ合える奇跡

ちいさきもの

波の引く間に顔を出す 

小さなカニの群れのように

穏やかな小春日和には 

お年寄りや子供が外に出る

若者たちよ中年たちよ 

小さき者たちに道を譲ろう 

去りゆく時が近づいた者は

いろいろ見てきたがゆえ 

小さなことに幸せを感じる

訪れる未来を迎えゆく者は

ほとんど知らないがゆえ 

小さなことに喜びを覚える

いつの間にか人は忘れ 

いつの日にか人は思い出す 

かけがえのないものは 

とっても小さかったことを

淋しい笑顔

澄み切った 夏の青空のような

明るく爽やかで 嬉しそうな子より

曇りがかった 冬の闇夜のような

暗くしめやかで 淋しそうな子 無意識にさがしてた

どこかにいる 君の幸せを 

遠くからずっと 願っていても

どこかで微笑んでいる 君の瞳が

みんなを優しく 見つめていても

どこか虚ろで 悲しげな作り笑い かすかに感じてた

君は本当は 子供のように 無邪気で明るくて

雲一つない 秋の空のように どこまでも高く

星空のきらめきの中 笑顔をふりそそいでいたのに

ねえ どなたか・・・

天国から落ちてきた 傷ついた子を見かけませんでしたか

白い羽根の折れた 潤んだ瞳の天使を見ませんでしたか

ねえ 誰か・・・

淋しい笑顔の人を知っていますか

たくさん泣いてきた瞳で 愛想笑いしている子を知りませんか

ああ、いえ 私は

不幸の御つかいではありません

悲しみの天使に

笑顔をもたらしに 遣わされました

本当の 幸せの笑顔を

お椀一杯の愛

ちいさなお腹を満たす一杯だけ

全世界の人たちを救うためにも

自分一人が生き延びるためにも

大事なだれかと生きるためにも

ちいさな体を満たすだけでいい

愛に大きさも量も関係ないから

大食いコンテストで競うことは

食べ物を胃腸に流しているだけ

愛に小食な君のままでいいんだ

虚飾のヴァーチャルと幻想のリアル

無価値な自分を恐れている
無力な自分を知りたくない
奴隷であることを誤魔化し
歯車であることを正当化し
生きていくために必要だと
楽をするのは甘えなんだと
お互いに言い聞かせながら
SNSで多くとつながって
世界中の情報を手に入れて
ひとりじゃないと思いこむ

無限の可能性なんて綺麗事
夢は叶うなんて無責任な嘘
君のことを知ってもいない
言葉のプロ達に騙されるな
生きてる時間は限られてる
若者は瞬く間に老人になる

日々を生きるだけのために
君は生まれてきてはいない
君が忘れてしまってること
君を突き動かすものは何だ
命に代えても譲れないもの
流されて見失っていたもの
それにいま気づいてほしい
君は無駄に死んじゃだめだ

どうしていいのか分からない君に

何をしたらいいのか分からないとき
そのまま何もしないでいつづけたら
何かしたい人の道具にされてしまう

ひっぱってくれる人が好きな女性は
けっきょく振り回されてしまうだけ

どうしていいのか分からないときは
いちばん危険なんだって自覚をして
とりあえず何かをするか姿を隠そう

ひきこもってしまう人は弱くはない
仮面をつけて別人を演じるのもいい

何をどうしたらいいのかを知るには
防御をしながら攻撃の準備も進めて
小さなパンチを少しずつ強くしよう

そしていつかは捨て身の賭けに出る
あんがい簡単には死なないものだよ
怪我を負ってもどこか満たされてる

最後に勝てるかどうかは分からない
でも悔いは残らないと思わないかい

未来への希望

過去に戻る 誰かと体が入れ替わる
人気の映画やドラマの鉄板のテーマ

できるならやり直したい過去があり
自分以外の人になってみたい憧れが
フィクションの世界を求めるのかな

タイムマシンが本当に実現可能なら
未来からすでに誰かが来ていたはず

ヒーローやヒロインに変身する物語
何かの分野で成功すれば実現する夢
2.5次元のスターだって可能性はある

現実逃避と夢見る心は紙一重だけど
あきらめないで進み続けていく限り
最後はどうなるかは分からないよね

未来への希望を失わないでいる限り
いま生きていることが幸せに思える

ただそれだけを伝えてきた人がいた

エデンの果て

義務や偽善でボランティアを始めても
実際にやってみると奉仕は快感になる
誰かの役に立つことで感じる存在意義

素敵なことだけどそれって洗脳と同じ
体を動かしてると悩みは少し麻痺する
実は健康に悪いランナーズハイと同じ

この惑星の自然には深淵な叡智がある
見事なまでに葉っぱに擬態できる昆虫
寝ている間も休みなく働く心臓や胃腸

だから自然は素晴らしいと誰もがいう
なぜ手放しでそんなに美化できるのか
擬人化して自己陶酔する詩人みたいに

叡智があるならそこには作為がみえる
それを創造主と呼んで宗教にする前に
生身の誰かの仕業だとなぜ疑わない?

この星の自然が自然じゃないとしたら
問題の根本原因と解決策はそこにある
確かめようのない問いはタブーとなる

自然に従うのが生き物の生来の生き方
自然を守る者、畏怖する者、讃える者
誰もが自らを自然の子だと信じている

エデンの果ての大地に実る禁断の果実
その正体を暴こうと無謀な賭けに出る
そんな愚か者が一人ぐらいいてもいい

Respect

先輩に対し敬意を払っても
後輩に上からものを言うな

たかが数年、数十年の差だ
数千万年単位で魂を感じろ

生まれて数か月の動物すら
飼い主より賢かったりする

年の差でマウントを取るな
表層の知識で優位に立つな

ちっぽけな世界で生きずに
明後日より先の宇宙を臨め

年下を対等以下に見る者は
最も恥ずべき人間だと知れ

そして男は女を永遠に敬え