メタモルフォーゼ

人の手足は

生き物を打つものじゃない

人の言葉は

心を傷つけるものじゃない

鳥の歌声は

人間を慰めるためにない

太陽と月は

擬人化されるためにない

分からない

分かったふりしてるだけ

変わらない

変わろうとしないかぎり

いつの日か

いのち尽きるその日まで

さなぎから

蝶へと変容を遂げるまで