Final

君が倒れる

根元に斧を立てられた木が

ゆっくりと傾くように

.

君が傾ける

目元に笑みをたたえた顔が

ゆっくりと語りかけた

.

まだ終わってはいないさ

そう

君はまだ終わってないさ

.

地面に崩れおちる寸前に

渾身の一撃を喰らわせる

そう

君が終わってしまう前に