繊弱の至福

冬でもシャワーばかり

でも風呂が何より好き

時間の無駄と友は言う

至福の時間と我は思う

冬山の露天風呂は極楽

脆弱な肌を外気に晒し

芯まで温めてもらえる

あえて無防備になって

柔らかく包まれたまま

柔らかい心を取り戻す

きっと似たものを求め

私は詩を綴るのだろう